So-net無料ブログ作成

深田恭子と筒井康隆、アンデルシェフスキとデュトワ 4/15 [NIKKI]

                                                    40(知れ)

布団のなかで、『富豪刑事』の再放送を漫然とみる。といっても、放送時にはまったくみていなかったので、なにをいまさらだが、おもろいものはおもろい。以前、筒井康隆さんを取材して、愉快な企画の話など伺ったときにふと、「これを舞台でやれるなら、フカキョンを呼ぼうか」とおっしゃっていたのは、ちょうどこの時期だったのだろう。それ、ぜひ観たいです。

2話分の珍妙な事件をみてから、NHKホールヘ走り、N響のC定期を聴く。

デュトワは最大限にアンデルシェフスキを立てながら、巧みにモーツァルトのニ短調コンチェルトK466と、シマノフスキ晩年の第4交響曲(協奏交響曲)を導いた。アンデルシェフスキのピアノは、ゆったりと自由に、沖に向かって音楽を遊泳していく。それは滔々として神秘的に美しかった。

それから、池袋で久しぶりに遊び、深夜にまたテレビで『富豪刑事』をまた2話分みる。相変わらずの超豪華で笑っちゃうキャスティングは、松崎しげると及川光博の出る「愛のメモリー」の最終回に極まっていた。ラスト・シーンはちょっと感動的だったな。番組タイトルに付された「本格ミステリー」の「本格」とは、トリックと推理の複雑さ以上に、登場人物の人格がきちんと魅力的に描かれていることだということを再確認した。もしこれがパロディとしての「本格ミステリー」なのだとしても。

富豪刑事 DVD-BOX

富豪刑事 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2005/08/05
  • メディア: DVD


Mozart: Piano Concertos 17 & 20

Mozart: Piano Concertos 17 & 20

  • アーティスト: Wolfgang Amadeus Mozart, Scottish Chamber Orchestra, Piotr Anderszewski
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 2006/02/07
  • メディア: CD


Karol Szymanowski: Piano Sonata No. 3; Métopes; Masques

Karol Szymanowski: Piano Sonata No. 3; Métopes; Masques

  • アーティスト: Karol Szymanowski, Piotr Anderszewski
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 2005/08/02
  • メディア: CD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:日記・雑感

日々の眠りが、そしてクイーン 4/14 [NIKKI]

                                                 39(thank you)
日々の眠りが僕をどこに運ぼうとしているのか、それはわからない。でも、惰眠をむさぼることにより、僕が確実に午前中を失っているのは紛れもない事実だ。おかげで、予定していたことがすべてそのままに残されてしまう。起きた途端に、取り返しのつかない思いにとらわれるのは、不幸なことだが、完全に開き直ってしまうところまで、まだ僕は達観できていない。
そんなこんなで午後は、『グイードの手』をくり返しくり返し聴きながら、塩谷哲さんのことを考えていた。それから、朝だか昼だか夜だかわからないご飯を食べて、ずいぶん前に買ったのに開封もしていなかったクイーンの1970年代後半の傑作アルバムを、なぜか、なぜに?聴いてみる。夜中に聴いたのだが、あまりに濃密な世界で、ちょっとくたびれてしまう。これを日々何度も聴いていた高校時代というのはやはりエネルギーが充満していたのだなあ、と苦笑がちに思う。
たとえば『ジャズ』だが、これはクイーンの七枚目で、やはりアイディア満載でメロディー抜群、こてこてのアルバムだ。4人がこの4人であることの強みだとほとほと感じ入る。クイーンというのはやはりとんでもない発明だったのだと、改めて思うのだけれど、いつかそんなことをクラシックの音楽家と真剣に語り合ってみたい。弦楽四重奏とかでぜひやってみたらいいよ。

ジャズ   (紙ジャケット仕様)

ジャズ (紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: クイーン
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 2004/02/11
  • メディア: CD


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

突然のお別れ 4/4 [NIKKI]

                                                  60(労苦無)
話しかけることはできる。けれども、その答えをきくことができない。僕たちは4月を生きる。だが、ある時間はその手前で止まってしまう。衝撃というか動揺が続いていて、誰にも会いたくなかったので、ひとりひっそりと遅い時間に出向いた。何人かと無言の挨拶だけ交わす。目の前に佇ち、手を合わせて、声をかける。照れたように微笑んでいるのは、ちょっとやんちゃで剽軽な表情をした写真だ。それがほんとうにありがたかった。けれど、それは無口だ。僕も無言にかえって、東海道線を来たとおりに引き返す。いろいろのことは言葉にならない。せめて、かのひとの行く手にもうつらいことがひとつもないことを祈りたい。

映画 「博士の愛した数式」 オリジナル・サウンドトラック

映画 「博士の愛した数式」 オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: 加古隆, 森麻季
  • 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/01/11
  • メディア: CD


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

時差をめぐるたたかい 4/3 [NIKKI]

                                                    59(悟空)
三月末の混乱からは何とか脱出したのだが、風邪やら疲れやら事件やらで、晴れ晴れとした思いを抱ききれない。なにかひとつの季節が終わった、という感慨を抱く余裕とか、感傷を覚えたり、虚脱感に襲われるという余白がない気がする。そうして、大幅に狂ってしまった月末のスケジュールを繰り越し精算というのか、3月34日をたたかっていて、なかなか4月3日になれないのが現状なのだが、言い訳はともかくいきなり困難な局面に差しかかっている。というわけで、1日、2日、3日と、日々書きものをしているだが、いつものように夢みたいには上がらない。関係の方々、ごめんなさい。

エクラ/ブーレーズ 響き合う言葉と音楽

エクラ/ブーレーズ 響き合う言葉と音楽

  • 作者: ピエール ブーレーズ, クロード サミュエル
  • 出版社/メーカー: 青土社
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 単行本


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

April Fools 4/1 [NIKKI]

                                                  57(going to)鎌倉で花見をして、家族でご飯を食べた。変わった景色と変わらない景色を交互に見比べるようにして、僕の通った小学校のあたりを通り、実家に帰った。桜は子供の頃からの木で、花びらはすべてこの春かぎりで、僕はどんなふうにくり返していくのか、まだ咲くことも散ることも知らないで。
ほんとうみたいな嘘の話と、嘘みたいなほんとうの話が、行きと帰りにひとつずつ。どうにも消化できない悲しみが、さいごにひとりぼっちで落ちてきた。つらいことはひとまず忘れて、みんなで花見ができたらよかった。
 


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

ぜったいに逆らえないもの 3/26 [NIKKI]

51(語彙)

原田雅彦が引退したというニュースをTVでやっていて、好不調の波に洗われながらも、このひとがどれだけの距離を飛んできたのだろう、と思ったら、とても尊敬したい気持ちがいっぱいになった。感動をありがとう、というような言葉が僕は好きではないけれど、ありがとう、と思う気持ちは僕にもよくわかる。みるひととみられるひとの関係においては、いつもこういうことが起こる。それにしても、スキーの、ではなく、ジャンプの原田、って言われるのはかっこいいよね。

敗者、じゃなかった、歯医者が得意だというひと、あるいは歯医者が好きで好きでたまらないひとがいたら、ぜひお目にかかりたい。と、書いて、あ、やっぱりお目になんかかかりたくねえ、と思い直しました。いろいろなひとがいるからね。でも、僕はぜったいに嫌で、だから虫歯になってもほっておくけれど、それは間違いで、だったら虫歯にならないようにするのが正しい人間の生きる道だ。僕はどうやら正しくない人のようなので、やっぱり虫歯になり、やっぱりイヤイヤをして、やっぱりそれでもいつかは歯医者の治療台に座り、なんだかひどく屈辱的な態勢で苦痛を耐え凌いでいる。絶対にさからえないもの、といったら、治療されている間の歯医者だろう。僕のいま通っている歯医者では、待合いでサム・ライミの『スパイダーマン』を上映していて、ゴブリン役のウィレム・デフォーが最後にやられるところを僕はもう二回観ているのだが、歯医者がゴブリンのような悪意と憎悪をもってかかってきたら、もうあっというまにおだぶつだ。治療台を取り巻くあの機械音や金属音を聞いていると、蛾が巨大化してモスラになるみたいに、治療と称する微小な削りが大都会スケールの破壊を思わせて、MJじゃなくても、たすけてスパイダーマンな気分になって仕方がない。

スパイダーマン

スパイダーマン

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2006/03/29
  • メディア: DVD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

まっしろのクリスマスツリー 3/22 [NIKKI]

47(sheena)
朝から嫌なことがあった日は、一日じゅう嫌な気分が続いてしまう。それではいけない、と巻き返しをはかろうとして、また足をすくわれる。そんな日は早く家に帰って眠ったほうがいい。ということはたぶん正解だが、いつものように正解はひとつではない。それで、約束にだいぶ遅れてしまったけれど、友達とふたりで新橋へ出かけて、前々から話したかった人と飲み食いする。言葉が次から次へと放たれて、それはすべて彼の仕事の経験の風景のフラッシュバックで、そういうときその人はとても熱くて、とてもつよい。それで、まっしろなクリスマスツリーの話をきいているうちに、僕はもういちど大切ななにかを取り戻そうとしていることに気づいた。決して汚れないものは、いつも光のなかにある。宗教心ではなく、すべての人の心に焼きついてはなれない明るさや眩しさを、僕もいますぐここに灯したい。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。