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佐藤さんと鈴木さん、のち、タテさんとダッドさん。 [daily blue]

佐藤康光さんと鈴木大介さんのNHK杯決勝を寝ぼけ眼でみはじめ、確かな感じで2連覇になるころにはすっかり目も覚めて、そんなふうに日曜日がはじまった。準決勝も揺るぎなく勝ちだったし、決勝も安定感があって、どきどきせずにみられた。しかしこれでまた一年、某局がらみではなにがあっても「佐藤NHK杯」と連呼されるのだなあ、と思うとやはり少し物足りない感じがして。

夕方、表参道へ出て、スパイラルで"Stars of Ireland"というテントでのプラネタリウムに出くわし、観光局っぽいつくりにあきれながら、ロス卿の天体望遠鏡のことをもっと話してほしいのに無理やりな繋ぎでCGをみさせられているうちに15分が経った。そこからトコトコ久しぶりのA to Z Cafeへ。graf media gm + AKICHI RECORDS presents "Cottage" というイヴェントに、タテタカコさんのLiveを聴きに。旅を重ねて、さまざまな人たちと、ありがたい時間を重ねてきたタテさんの声は、ずいぶんとやわらかく、しなやかに、のびのびと響いてきた。ブリストルからやってきたレイチェル・ダッドさんは、強く澄んだ声でイギリスのトラディショナルな香りのする歌を、マイペースでいくつも歌った。そのあいだには、奈良美智さんのDJでソウルフラワーなんかがかかるし、カフェ全体にお祭り気分で、屋台みたいな一皿500円式料理をつまんだりして、けっこう久しぶりの再会のひとびとに笑顔で、ってなんかみんな元気そうで、楽しく時を重ねているようで、いくつかのめでたいこともあって、ぜんたいにうきうきした気持ちでおしゃべりして、なんか楽しかった。ブコウスキーのトリビュート盤が好評だときくのは愉快だったし、阿部海太郎さんたちとは思いがけずメレディス・モンクの話などした。こういう空き地がいっぱいあったらいいのにね、って思ったのは、AKICHI RECORDS讃にもなるけれど、気持ちのいいことだよね。そういう春の日曜日の宵、ひりひりせずにゆったり聴くタテタカコもよかった。知っている人も知らない人もみんな楽しそうにみえた。


ワスレナグサ

ワスレナグサ

  • アーティスト: タテタカコ
  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2007/03/07
  • メディア: CD


(きょうは歌っていなかったけど、人の繋がりでこれを。)

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勝負の性分 [daily blue]

世の中はっきりしないことが多いけれど、
どうあれ結果が白黒を分ける世界というのも確実にある。
というより、勝ち負けのはっきりしない現実世界だからこそ、
はっきりすることはゲームや抽象の性格を帯びる。
ヴェルディ2位だぜ、J1上がるぜ、という気合いでも、
松坂、岡島、レッドソックス素晴らしいね、という最近の万歳でも、
中日の53年ぶりの日本一、落合良かったね、という話題でもなく、
不調に嵌ったぼくが今日いちばん真剣になったのは、
第20期竜王戦の第2局第2日の戦況だった。
伊勢神宮に棋譜奉納ということもあることだし、
初戦では辛い目をみたけれど、佐藤康光二冠になんとしても勝っていただきたい。
との思いで、ウェブでの中継をにらみ、夕方の中継を夢中でみていたら、
一手一手の緊迫凄まじく、終盤まで波乱万丈の末、144手で後手佐藤二冠の勝利。
前期の竜王戦も一喜一憂したものだけれど、
渡辺明竜王とのほんとうに難しくスリリングな対局を、
ほんとうに息を詰めてみていた。棋譜を追ってみてもはらはらする。
至近距離で戦いあうお二人にとっては、心理的にも精神的にもなんと過酷な勝負だったろう。
星も五分に戻したし、佐藤二冠に勢いづいていただきたい、と願わずにはいられない。
しかしそれにしても、持ち時間8時間ずつの対局なんて長丁場は、
スポーツとはちょっと違う種類の執念を感じさせる。
ほとんどヴァーグナーだぜ、と似合わぬことを敢えて軽く言ってみた。


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花粉症でぎゃふん。 [daily blue]

花粉症がひどいのだ。するってえと、どうなるかって。目がかゆい、鼻がむずい、頭皮もかゆい。それでいちばん困るのは、いたずらにひどく眠いことだ。おまけに、粘膜はつながっているからか、ときにはおなかまでゆるくなる。関係ないとひとは思うかも知れないが、ぼくの場合はたぶん間違いない。そんでもって、やたら眠い。なにしてても眠い。そうすると、一日がずいぶんとせばめられてきて、起きていてもぼうっとしているし、いくら眠ってもまだまだ眠い。つらいなあ。つらいだけでなく、実際的に、とても困る。と、愚痴っていても、時間の無駄じゃけ。

きょうは、神保町の古本祭りかなにかで、台風の土曜には悲しげだったちょうちんも、すっかりお元気様だ。平日のひるまっから、けっこう人が連なっている。そんで、そのなかにまじって、眼光鋭く獲物を狙う・・・・つもりのぼくだけど、今季は眠いから、ただの赤い目の変人にしかみえないだろう。まあいい。結局は通りでは飽き足らず、書店に入って探索を続ける。すると古本のにおいがまた鼻にしみるわけで。収穫は、田村書店で手に入れた、田村隆一の『五分前』。某英文学者氏への献呈署名入りなのが面白くてつい購入した。そして、近くをとおりかかったデザイナーのF氏と落ちあって喫茶。手短にいろいろ話したり。

そんなはくしょんな一日は、やっぱりぎゃふん。仕事はかどらず、しょぼん。落ちこんだらあかん、おしまいじゃん。

それで夜中に、アルチュール・アッシュを。ばかみたいにしつこくしぶとくくりかえし聴く。


Pour Madame X

Pour Madame X

  • アーティスト: Arthur H
  • 出版社/メーカー: Polydor France
  • 発売日: 2001/10/22
  • メディア: CD


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風神、舞う。 [daily blue]

台風がやってきて、日本を水びたしにしているさなか、ゆりかもめに乗ってお台場へ。フジテレビのアナウンサーが車内アナウンスで自慢していて、かえって景色が寒々としてくる。架空の感じが増す。昨夜、松下功の「飛天三部作」をまとめて演奏した林英哲さんが風神を呼んだのではないかい?と一瞬思うが、残念ながらぼくはその場で聴くことができなかったので、ほんとうのところはよくわからない。メリディアンのカフェにて、窓の向こうで雨風の踊っているのを背景に、林英哲さんにインタヴューとしては初めて話をきく。林英哲氏の芸術とソロ活動25周年のことなどいろいろと話して、窓越しの風雨のなか実り多い時間を過ごした。横殴りの雨のなか帰途に着き、台風をやり過ごしたあと、人気の少ない土曜夕刻にしては奇妙な静けさの銀座を歩く。楽譜を買ったり、日用品を仕入れたり、電気屋を覗くなど、必要なことをして帰ったら、林英哲さんと武田双雲さんが生出演でコラボレーションするテレビ「たけしの教育白書」をうかうか見逃してしまったことに気づいた。


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ラジオという想像力。 [daily blue]

ラジオについて考える。声と音楽と、耳と、耳からみる夢や、耳から読む物語について。
あるひとの声のことをずっと思いながら、原稿を書くが、なかなか難しい。
聴こえているはずの声と、目の前に連なっていく文が、どうしてもずれて響いてくる。

昨今の音楽が貧しくなったのは、ラジオが衰退したからだ、
という意味のことを佐野元春さんはつよく言っていた。
目にみえないことの力が、想像を自分の足で歩ませる。

夜が降りてきても、暗闇はない。
どこかしら、薄ら不健康にぼやけている。
高橋悠治さんのピアノを聴きに、葉山に行ったとき、
会場にいく知らない坂道はほんとうに暗かった。
ぼくが子供の頃に知っているあの感触だ。
暗闇が、想像力を育てる。蛍光灯はリアリティを焼く。

ラジオは微笑みかけるが、そのとき笑顔は僕らの意識のなかにしかない。
だからなおさら、その声が親しく語りかけることもある。


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多勢に無勢、みえない敵とたたかう。 [daily blue]

2月をみじかく勘定したのは誰だ? ってことを毎年言ってる愚かなあっしはさっそうと無視して、日々は過ぎ、またしても人生がひび割れていくわけです。ぼくのまわりには2月生まれの人が多いような気がするけど、計算上は一割減なはずだから、ちょっとなにか変なのか。水瓶座のほうは均等割になってんだっけ。どうでもいいね。東京は雪が降らない冬です。これまた小学生以来のこととはいえ、ここから春にかけては、みえない敵とのたたかいがつらくての。花粉症ってやつが。

21日。ナイジェル・ケネディのライヴDVDをいまさらみて、けっこう感極まる。おれ、弱ってるんか。しっかし、いい表情で、音楽がはしゃいでいる。二回くらい観てしまって、それから慌てて、東京オペラシティへ。「セシル・テイラー&山下洋輔デュオ・コンサート」、待望の。また書くと思うけれど、セイル・テイラー、素晴らしかった。ドビュッシーとか、スクリャービンとか、バルトークとか、そういうのがみんなフリーにとぐろをまいて美しかった。以前のスタジオ盤やライヴ盤などを聴くと、特濃パーカッシヴのインパクトが強かったけれど、なんともビューティフルな音楽がそこに生まれていた。じつにエレガントであった。山下洋輔の迎撃ソロもタフで鋭く。それぞれのソロのあと、休憩をおいてデュオ・インプロヴィゼーション。セシル・テイラー大宇宙が大笑いしてた。相倉久人さんや中安亜都子さんや、林英哲さんや、サエキけんぞうさんや、岩神六平さんや、岡崎成美さんや、玉木正之さんや、いろいろな人たちと久々にお会いできた。毎年、オペラシティのニューイヤー・コンサートで、いつもおみかけする顔ぶれで、たぶんそれはこれからもずっと変わらないのだろうと思うと、なおさら山下洋輔さんと、国塩さんや興梠さんのオペラシティにたくさん感謝のこころとなる。パフォーマンスはライヴDVDも出るらしいのでいまから楽しみだ。

22日。打ち合わせや調べものや予習。夜、トッパンホールで、「トーマス・ツェートマイアー&ルース・キリウス デュオ・リサイタル」を聴く。ツェートマイアーのイザイにも、キリウスの卓抜な演奏にも、愉快そうなデュオにも感服した。アーサー・ビナードさんと木坂涼さんにも久々に会って、印刷博物館で作りたてだという、まだ乾ききっていない手製しおりをもらった。夜中には、「はらのなかのはらっぱで」というアーサーの新しい本を読む。『針聞書』という16世紀半ばの医学書に登場する「腹の虫」が大活躍する風変わりな絵本。でも、なんだかすごくアーサーの世界で、ぼくはにたにたしながら読み進んだ。プリズン・ブレイク。23日昼、取材準備。きのうコンサートで再会したNさんから電話をもらって、久しぶりに話した。お変わりなきよう、というか、むしろ元気そう。夜、駆け込みで、武蔵野市民文化会館小ホールに辿り着き、「ツェートマイアー・クァルテット」のブルックナー、ヒンデミット、ベートーヴェンを聴く。林喜代種さんと歩いて三鷹駅まで。さらに夜、黒猫のシロと甘いものを食べる。ちょっと嫌なこともあったけれど、これでよしとしよう。

24日、昼、トーマス・ツェートマイアーのインタヴュー。生真面目な人で厳密に話すが、ひとたびほどけたら素晴らしい笑顔だった。夜、電車で「アルゼンチンババア」再読し、デルモアを少し読む。それからバスに乗り、葉山大道で降りて、夜道を少々。葉山のカフェ「もうひとつの風景」で、「高橋悠治ピアノソロ」を聴く。シューマン、AYUO、モンポウ、高橋悠治、AYUO、モンポウという選曲。温かな場所に心ある人々が集って、じつに素晴らしいコンサート。いろいろなことを考えた。津野海太郎さんや奥成達さんはじめ初対面の方もいらしたのに、終わってからも興奮していろいろなことをしゃべった。久々に乗る湘南新宿ラインでにぎやかに帰京(大船駅はご多分に漏れず東海道線F駅みたいになって、なんだかすっかり様変わりしていた)。愉しいことをいろいろ思いついた。やるぞ。いろいろ、を、ひとつひとつ、いろにするのさ。25日、東芝がトヨタに勝って優勝し、名波と服部の加入したヴェルディ1969は東京FCと引き分け、世界スキーで日本のジャンプ団体は銅メダルを得た。26日、「アルカント・クァルテット」の演奏会を放送で観る。ひどく低調な一日。ルー・リードばかり聴く。2月が残り2日になってしまう。やばし。(2/21-26)


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再会その他の久々。 [daily blue]

久しぶりの更新をするまでのあいだに、久々がたくさんやってきた。

11日、東京国際フォーラムAで、シャルル・アズナヴールのさよならコンサート。16年ぶりの来日。書きたいことがあふれる。東京初日に行ったOさんから熱いメールをいただく。道で偶然、高校時代からの友人に会う。牛乳と卵をぶらさげていたら、昔のようにからかわれる。喫茶店へいって少し話す。彼、高橋堅は建築をしている。友人知人たちの近況も初めてきく。会社勤めはひとりもいない、ときく。たぶん、その最後のひとりだったのがぼくだろう。みんな生きている。でも、相変わらず、だし、同時にそうではないのが愉快だ。12日、原稿。花粉症ゆえか相変わらず不調が続く。手こずっていた取材記事をようやく上げる。13日午後、すみだトリフォニーホール楽屋で、ジョセフ・リンさんのインタヴュー。夜、飯田からやってきたタテタカコさん、黒蛇さん、そして久々のぽやまさんと阿佐ヶ谷で熱く語るうち、終電を逃す。タテさんの新作、さらにピアノと声が立ってきて素晴らしい。友部正人さんとユミさんの話題にもなる、ふたりはどこでも人気者だ。深夜、原稿。

14日朝、原稿。午後、取材、帰宅、原稿。夜、都民劇場でマリオ・ブルネロ&アンドレア・ルケジーニ デュオを聴く。感動する。バッハ=ブゾーニ、ブラームス、シューマン、ラフマノニフ。アンコールに、バッハ=シューマン、ショパン。とてもうれしい知らせ。15日、黒猫生誕記念日。午後、「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」の記者発表。長い。夜、紀尾井ホールで、ふたたびブルネロとルケジーニを聴く。シューベルト、ブラームス、ルクー。生きている。16日、昼、トッパンホールで、赤坂智子ヴィオラ・リサイタル。ピアノの野田清隆と、ショスタコーヴィチのソナタに「挑戦!」。必殺の自転車主義者に再会。打ち合わせ。原稿。夜、オペラシティで、レ・ヴァン・フランセ。ひとつ年を重ねたパユに再会。べつで、とても悲しい知らせ。そして、うれしい知らせ。タワーでチェット・ベイカーの東京公演のライヴDVDをみつけて帰り、さっそくみる。ようやく出会えた。深く息をする。ラスト一曲、惜しいところでトラックが読みとれない。友人Jと久々に電話。プリズン・ブレイク。17日、原稿。大貫妙子の新旧ディスクを聴く。夜、雨が降り出す。Hakuju Hallで、みたびブルネロ。バッハ無伴奏、スカルソープ、ソリマ。圧倒される。

18日、原稿。シェプキン、ピアソラ、小松亮太、ルー・リード、吉田美奈子、チェリビダッケ、ジュリーニなどのディスクを聴く。19日、校正、打ち合わせ、取材。夜、久々に表参道のa to z cafeに行く。インド・カレーとクラシック・ショコラ・パフェ。奈良美智さんのいい写真が貼ってあった。もうすぐ、ドキュメンタリー映画も観られる。楽しみだ。Delmore Shwartzを、たぶん10年ぶりにくらいに再読。〆切のない夜。録画しておいた『エド・ウッド』を観る。これも、いい。20日、校正、原稿、整理。夜、久々の三軒茶屋、シアタートラムで、『ヒステリア』を観劇。久しぶりの演劇で、頭のべつのところが目覚める。白井晃が演出とダリ、串田和美がフロイト、そして、あさひ7オユキ、荻野目慶子のクァルテットでの芝居。ポスト・パフォーマンス・トークを楽しむ。彼ら演劇の人とインたヴゅーできたら、さぞ面白いだろうと思う。深夜、再び校正。また大貫妙子「LUCY」を聴きながら。Happy Go Lucky。花粉症。そして日々はめぐる。(2/11-20)


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